Udemy講座の選び方|人気50講座を調査して分かった失敗しにくい条件

Udemy

Udemyで講座を探すと、同じテーマでも似た講座が何本も見つかります。「評価4.5以上なら安心?」「レビューは何件あればいい?」「初心者ならベストセラーを選べばいい?」と迷いやすいところです。

Udemy公式でも、講座は評価・所要時間・新しさ・レベル・言語などで絞り込め、講座ページではカリキュラムや受講生の評価、無料プレビューなどを確認できます。

ただ、検索上位では「評価4.3以上」「レビュー1,000件以上」「最終更新が1~2年以内」といった目安も見られます。分かりやすい反面、それだけで本当に講座を選べるのでしょうか。

そこで今回は、2026年8月31日時点でUdemy公式の各トピック・認定試験関連ページなどの上部推薦枠に表示された50講座を調査。評価、評価件数、最終更新年を同じ基準で集計しました。

結果は少し意外でした。評価4.5以上は50講座中31講座、62.0%。つまり、Udemy公式側で「高評価・学習者に人気」などとして表示される講座でも、38.0%は4.5未満でした。一方、評価4.5以上でも評価件数100件未満の講座が9件あります。

今回の調査から見えてきたのは、「評価4.5以上」を合格ラインにするより、評価の母数、更新日、自分とのレベル差、カリキュラム、無料プレビューまで順番に確認した方が失敗しにくいということです。

結論|Udemy講座は「評価→レビュー数」だけでは選べない

今回の50講座調査を先にまとめると、次の結果になりました。

調査項目結果
調査講座数50講座
評価4.5以上31講座/50講座(62.0%)
評価4.5未満19講座/50講座(38.0%)
評価の中央値4.5
評価件数1,000件以上31講座/50講座(62.0%)
評価件数100件未満12講座/50講座(24.0%)
評価件数の中央値2,172件
評価件数の平均約34,422件
2026年更新30講座/50講座(60.0%)
2025~2026年更新40講座/50講座(80.0%)
2023年以前の更新6講座/50講座(12.0%)

ここから、初心者が講座を選ぶときは次の順番がおすすめです。

  1. 自分が何をできるようになりたいかを決める
  2. 評価を見て候補を絞る
  3. 評価件数を見て、その評価の母数を確認する
  4. テーマに応じて最終更新日を見る
  5. 対象レベル・前提条件・カリキュラムを確認する
  6. 最後に無料プレビューで講師との相性を見る

つまり、評価4.5は「合格ライン」ではなく、候補を探すためのひとつの材料と考えるのが今回の結論です。

今回の独自調査|Udemy公式で推薦された50講座を集計

今回の調査条件を明確にしておきます。

調査日2026年8月31日
調査数50講座
調査対象Udemy公式のトピックページ・認定試験関連ページ等の上部推薦枠に表示された講座
対象分野プログラミング、AI、データ分析、クラウド、Office、ビジネス、マーケティング、デザイン、写真・動画、会計・財務、英語、生産性など
取得項目評価、評価件数、最終更新年月
重複処理同一講座は1件として集計
割合の計算該当講座数÷50×100

Udemyの公式トピックページでは、上部に「高評価のコース」「あなたのような学習者に人気」などとして講座が表示されています。今回の「人気講座」は、このUdemy公式側の推薦枠に表示された講座という基準で統一しました。

したがって、今回の50講座は「Udemy全講座から無作為に50件抽出したもの」ではありません。また、推薦枠や表示順位は変わる可能性があります。この記事の数値は、2026年8月31日に確認した人気・推薦講座50件のスナップショットとして扱います。

なお、本記事で「レビュー数」と検索される数字については、厳密には講座ページで星評価の横に表示される評価件数を集計しています。自由記述コメントだけの件数ではありません。

調査1|評価4.5以上は50講座中31講座だった

まず、50講座の評価を0.1刻みで集計しました。

評価講座数割合
5.012.0%
4.812.0%
4.71020.0%
4.6918.0%
4.51020.0%
4.4510.0%
4.3510.0%
4.2816.0%
4.112.0%
合計50100%

評価4.5以上は31講座、62.0%。中央値もちょうど4.5でした。

一方、19講座、38.0%は4.4以下です。

たとえば今回確認した中には、評価4.1~4.4でも1,000件、数千件、1万件を超える評価を集め、公式推薦枠に表示されている講座が複数ありました。古くから多くの受講生に使われている講座も含まれます。

そのため、「4.5未満だから即除外」という選び方では、候補を切りすぎる可能性があります。

そもそもUdemy公式によると、表示されるコース評価は単純な全期間の算術平均ではなく、最近の評価を重視し、受講状況や評価時期なども考慮して算出されます。

したがって当サイトでは、評価4.5を「良い講座と悪い講座を分ける線」ではなく、候補を比較するときの最初の目安として使うのが妥当だと判断します。

調査2|レビュー数は「平均」より中央値を見た方が実態に近い

次に、50講座の評価件数を集計しました。

評価件数講座数割合
100件未満1224.0%
100~999件714.0%
1,000~9,999件1734.0%
10,000~99,999件1122.0%
100,000件以上36.0%
合計50100%

評価件数1,000件以上は31講座、62.0%でした。

ただし、さらに注目したいのは中央値が2,172件なのに対し、平均は約34,422件まで跳ね上がったことです。

これは、一部の超人気講座が平均を大きく押し上げているためです。今回の対象には、Excel講座で50万件超、Web開発講座で47万件超、AWS講座で29万件超の評価を集める講座もありました。

そのため「人気講座ならレビュー数3万件くらいが普通」と平均値だけから考えるのは適切ではありません。今回の50件について実態を見るなら、中央値の約2,200件の方が参考になります。

評価4.5以上でもレビュー100件未満が9講座

さらに50講座を掛け合わせてみると、評価4.5以上の31講座のうち、9講座は評価件数100件未満でした。

つまり、「4.7だから安心」とは限りません。

たとえば、

  • 評価4.7・30件
  • 評価4.6・2万件
  • 評価4.5・5万件

では、同じ星評価として単純比較できません。

もちろん、評価件数が少ない=悪い講座ではありません。公開直後の新講座なら、まだ受講生が少ないだけの可能性もあります。

重要なのは、「評価はいくつか」だけでなく「何人が評価してその数字になっているか」までセットで見ることです。

調査3|人気講座の80%は2025~2026年更新。ただし古い講座も残る

次に、各講座ページに表示された最終更新年を集計しました。

最終更新年講座数割合
2026年3060.0%
2025年1020.0%
2024年48.0%
2023年以前612.0%
合計50100%

2025年または2026年に更新された講座は40講座、80.0%でした。

人気講座の多くが継続的に更新されている一方、6講座は2023年以前が最終更新でした。今回確認した中には2018年更新や2015年更新の講座もあります。

ここから分かるのは、「人気だから内容も最新」とは限らないことです。

更新日はテーマによって重要度が違う

ただし、古い講座を一律に除外する必要もありません。

テーマ更新日の重要度理由
生成AI・ChatGPT高い機能・モデル・操作画面の変化が速い
AWS・クラウド高いサービスや認定試験内容が変わる
プログラミング高めライブラリや開発環境が変化する
Excel・Adobe等高めバージョンやUI変更の影響を受ける
会計・資格高め制度・出題範囲の変更を確認したい
コミュニケーション・マネジメント相対的に低い普遍的な考え方なら古さの影響が比較的小さい

※この重要度はUdemy公式の分類ではなく、内容が時間経過によって変化しやすいかという観点から当サイトが分類したものです。

たとえば今回確認したAWS関連講座には2026年に更新されたものが複数あり、現在の認定試験を意識した講座も確認できました。

AI、IT、資格、ソフトウェア操作などを学ぶなら、評価やレビュー数だけでなく「今の仕様に対応しているか」を優先して確認した方がよいでしょう。

50講座調査から分かった「固定条件」の弱点

ここまでの数字を組み合わせると、「評価4.5以上・レビュー1,000件以上」のような固定条件だけでは取りこぼしが起こる理由が見えてきます。

選び方問題点
評価4.5未満は除外公式推薦枠の50講座でも38.0%を除外してしまう
レビュー1,000件未満は除外新しく評価の高い講座まで外す可能性がある
更新が古ければ除外内容が普遍的な講座まで切ってしまう
ベストセラーだけ選ぶ自分の目的・レベルとの一致は保証されない
一番長い講座を選ぶ必要のない内容まで増える可能性がある

数字は講座を比較するのに便利です。ただし、数字を「合否判定」に使うより、候補を減らすために使う方がUdemyでは使いやすいと考えます。

初心者が失敗しにくいUdemy講座の選び方6ステップ

今回の調査結果とUdemy公式が用意している検索・比較機能を組み合わせ、初心者向けの選び方を6段階に整理しました。

1.最初に「何ができるようになりたいか」を決める

「Pythonを学びたい」「Excelを学びたい」だけでは、まだ範囲が広すぎます。

たとえば、

  • Pythonを初めて学びたい
  • PythonでExcel作業を自動化したい
  • Pythonでデータ分析をしたい
  • Pythonで機械学習を学びたい

では、適した講座が変わります。

Udemy公式の講座ページでは「学習内容」「受講要件」「対象受講者」「カリキュラム」などを確認できます。

人気度を確認する前に、自分のゴールと講座のゴールを合わせることが最初です。

2.評価4.5前後を「候補探し」に使う

講座が何十本もある場合は、評価を使って候補を減らすと探しやすくなります。

今回の人気50講座では評価中央値が4.5だったため、4.5前後はひとつの比較目安になります。

ただし4.4以下を機械的に除外せず、次の評価件数も確認します。

3.星の横にある「評価件数」を必ず見る

評価4.7でも、評価した人が20人なのか2万人なのかでは意味が違います。

今回の50講座では評価件数の中央値が2,172件でしたが、100件未満の講座も24.0%ありました。

そこで、

  • 高評価+評価件数が多い → 多数の受講生から評価されてきた候補
  • 高評価+評価件数が少ない → 新しい可能性もあるので更新日・内容を詳しく見る
  • やや低評価+評価件数が多い → 低評価レビューの理由まで読む

というように読み分けると、星だけを見るより判断材料が増えます。

4.IT・AI・資格なら最終更新日を重視する

今回の人気講座では80.0%が2025~2026年に更新されていました。

特にAI、クラウド、プログラミング、資格試験、ソフトウェア操作などは、講座の評判が良くても内容が現在の仕様と違う可能性があります。

評価が同程度なら、変化の速い分野では更新日の新しい方を優先するのが選び方のひとつです。

5.講座時間よりカリキュラムと前提条件を見る

同じ価格なら「30時間より50時間の方がお得」と感じるかもしれませんが、講座時間の長さと自分に必要な内容の多さは同じではありません。

初心者なら特に、

  • 本当にゼロから始まるか
  • 必要なソフトや機材は何か
  • 自分が学びたい項目が含まれているか
  • 演習や実践があるか
  • 途中から急に難しくならないか

をカリキュラムで確認します。

Udemy公式の検索機能でも、レベル、所要時間、新しさ、評価などで講座を絞り込めます。

6.最後は無料プレビューを見る

数字で2~3講座まで絞ったら、最後は実際の講義を確認します。

Udemyでは講師が指定した講義を無料プレビューでき、購入前に講座内容や授業スタイルを確認できます。

チェックしたいのは、

  • 話す速度が自分に合うか
  • 専門用語を理解できるか
  • スライドや操作画面が見やすいか
  • 説明が具体的か
  • この講師の説明を数時間聞き続けられそうか

といった、評価点では測れない部分です。

評価4.8の講座より、評価4.5でも説明が自分に合う講座の方が学びやすいことは十分あり得ます。

低評価レビューは「欠点探し」ではなく相性確認に使う

候補が絞れたら、低い評価を付けた受講生のコメントも確認してみましょう。

見るべきなのは点数そのものではなく、なぜ評価を下げたのかです。

  • 初心者には難しかった
  • 説明が速かった
  • 操作画面が古かった
  • 演習が少なかった
  • 前提知識が必要だった
  • 期待したテーマが少なかった

たとえば「説明が細かすぎる」という低評価は、完全初心者にはむしろメリットかもしれません。

反対に「最新画面と講義画面が違う」という指摘なら、ソフト操作を学ぶ人には重要です。

Udemy公式も、レビューを受講希望者がコースについて判断するための情報として位置づけています。評価の算出には直近性や受講状況なども考慮されます。

初心者はどんな講座を選べばいい?タイプ別に整理

初心者の状況優先して見る項目
その分野をまったく知らない対象レベル・前提条件・プレビュー
似た講座が多すぎて選べない評価→評価件数→更新日で3講座程度まで絞る
AI・ITを学ぶ更新日を強く重視
資格試験対策現在の試験範囲への対応を確認
仕事ですぐ使いたい実践・演習と必要な章を優先
新しい講座が気になる評価件数が少なくても内容・更新日・講師を確認
長く売れている定番講座が気になる最近のレビューと更新内容を確認

初心者だからといって、単純に「一番人気」を選べばよいわけではありません。

自分の現在地から、目的まで無理なく進める講座かを基準にすると選びやすくなります。

迷ったときの最終チェックリスト

  • この講座を受けて何ができるようになりたいか決まっている
  • 評価を確認した
  • 評価件数まで確認した
  • 最近の低評価レビューも読んだ
  • 変化の速いテーマなら更新日を確認した
  • 対象レベルと前提条件が自分に合っている
  • 必要な内容がカリキュラムに入っている
  • 講座時間の長さだけで選んでいない
  • 無料プレビューを見た
  • 講師の説明方法が自分に合いそう

この10項目を確認すれば、「評価が一番高かったから」「レビュー数が多かったから」という1つの数字だけで選ぶより、失敗を減らしやすくなります。

まとめ|Udemy講座は「4.5以上」ではなく複数条件で選ぶ

Udemy公式の推薦枠などから50講座を調査した結果、次のことが分かりました。

  • 評価4.5以上は31/50講座=62.0%
  • 評価4.5未満も19/50講座=38.0%あった
  • 評価件数の中央値は2,172件
  • 評価件数100件未満も12/50講座=24.0%あった
  • 評価4.5以上でも評価件数100件未満が9講座あった
  • 2025~2026年更新は40/50講座=80.0%
  • 2023年以前の更新も6/50講座=12.0%あった

この結果から、「評価4.5以上」「レビュー1,000件以上」といった固定条件だけで講座を決める必要はないと考えます。

初心者なら、まず目的を決め、評価で候補を出し、評価件数と更新日で絞り、最後にカリキュラムと無料プレビューを確認する。この順番の方が、数字だけでは見えない「自分に合うか」まで判断できます。

Udemyで本当に探したいのは「一番人気の講座」ではなく、自分が最後まで学びやすく、目的を達成できる講座です。

この記事の独自調査・出典について

調査日:2026年8月31日

調査対象:Udemy公式の複数のトピックページ・認定試験関連ページ等の上部推薦枠で確認した50講座。プログラミング、AI、データ分析、AWS、Office、ビジネス、マーケティング、デザイン、写真・動画、財務、英語など複数ジャンルから取得し、同一講座の重複は除外しました。

集計項目:講座ページ上の評価、評価件数、最終更新年月。評価件数は自由記述レビューだけの件数ではなく、星評価の母数として表示される件数を使用しています。

算出方法:割合は「該当講座数÷50×100」で計算。評価件数の中央値は50講座を件数順に並べた中央2値から算出し、平均は50講座の評価件数合計÷50で算出しました。本文・表の件数と割合は集計後に再計算しています。

調査上の注意:今回の50講座はUdemy全講座の無作為標本ではありません。Udemy公式サイト上で人気・高評価等として推薦された講座の傾向を確認するための調査です。評価、評価件数、更新日、推薦表示は今後変動する可能性があります。

  • Udemy Help Center「Udemyでコースを検索する方法」:評価、レベル、所要時間、新しさ等の検索条件を確認
  • Udemy Help Center「コースを購入する前に確認できる情報」:学習内容、受講要件、カリキュラム、講師、評価等を確認
  • Udemy Help Center「コースレビューに関するFAQ」:コース評価の算出方法とレビューの位置づけを確認
  • Udemy Help Center「コースをプレビューする方法」:購入前の無料プレビュー機能を確認
  • Udemy公式トピック・講座ページ:50講座の評価、評価件数、更新時期等の調査に使用
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