Udemyで講座を探すと、同じテーマでも似た講座が何本も出てきます。「評価が高ければ大丈夫?」「レビューは何件あれば安心?」「初心者なら長い講座を選んだ方がいい?」と迷う人も多いでしょう。
Udemy公式でも、講座検索では評価・所要時間・新しさ・レベル・言語・字幕などで絞り込めるようになっています。さらに、講座紹介ページではカリキュラムや講師情報、レビューを確認でき、一部レクチャーは無料プレビューできます。
ただし、「評価4.5以上ならOK」のように数字を1つだけ見て選ぶのはおすすめしません。
そこで今回は、Udemy公式の検索・レビューの仕組みを確認するとともに、2026年8月時点で確認できたベストセラー表示のある17講座について、評価・レビュー件数・最終更新日などを調査しました。
調べてみると、17講座中16講座(94.1%)が評価4.5以上でした。一方で、レビュー件数には1,000件台から20万件超まで大きな差があり、最終更新日も2023年から2026年まで幅があります。
結論として、初心者が失敗しにくくするには、「評価→レビュー数→更新日→対象レベル・カリキュラム→無料プレビュー」の順で候補を絞るのが実用的です。

- 結論|Udemy初心者は5項目を順番に確認する
- 今回の調査方法|Udemyのベストセラー17講座を確認
- 人気講座17件を調べると94.1%が評価4.5以上だった
- 評価4.5と4.7の差より「何人が評価したか」も見る
- 最終更新日はかなり重要|17講座中13講座が2026年更新
- 講座時間は「長いほどお得」ではない
- 初心者は「初級」の表示だけで決めない
- 無料プレビューは数字で分からない「講師との相性」を確認できる
- 低評価レビューも2~3件は読んでおく
- 初心者向け|迷ったらこの順番で3講座まで絞る
- 評価・レビュー・更新日をどう組み合わせる?
- まとめ|Udemy講座は「評価4.5以上」だけで選ばない
- この記事の調査・出典について
結論|Udemy初心者は5項目を順番に確認する
Udemy講座を選ぶときは、次の5項目を組み合わせて確認するのがおすすめです。
| 確認項目 | 見るポイント | 理由 |
|---|---|---|
| 評価 | まず4.5前後を候補の目安にする | 人気講座では4.5以上が珍しくないため |
| レビュー件数 | 評価とセットで見る | 同じ4.6でも評価した人数が大きく違うため |
| 最終更新日 | テーマに応じて新しさを確認 | AI・クラウド・ソフトウェアなどは内容が古くなりやすいため |
| 対象レベル・内容 | 「初級」だけでなくカリキュラムを見る | 自分が学びたい範囲と講座内容のズレを防ぐため |
| 無料プレビュー | 購入前に実際の講義を見る | 話す速度・説明方法・画面の見やすさなど数字では分からない相性を確認できるため |
ここで重要なのは、この5項目のどれか1つで合否を決めないことです。
評価4.8でも、自分には難しすぎる講座かもしれません。レビューが多くても、ソフトウェアの操作画面が古ければ現在の学習には使いにくい場合があります。
逆に、レビュー数がまだ少なくても、最近公開・更新された新しいテーマの講座なら候補になることがあります。

今回の調査方法|Udemyのベストセラー17講座を確認
今回の記事では、単に「高評価を選びましょう」と紹介するのではなく、Udemyで実際に人気講座がどのような数字になっているかを確認しました。
なお、この17講座はUdemy全講座を無作為抽出した標本ではありません。「Udemy全体の94.1%が4.5以上」という意味ではなく、今回確認したベストセラー17講座の特徴として扱います。
また、Udemy公式によると「ベストセラー」バッジは、主要トピックとカテゴリーの組み合わせで直近の売上額が最も高く、平均評価4.2以上などの条件を満たす講座に表示されます。つまり本記事では、単に筆者が「人気」と判断した講座ではなく、Udemy側でベストセラー表示されている講座を調査対象としています。
人気講座17件を調べると94.1%が評価4.5以上だった
まず評価を調べると、17講座のうち16講座が4.5以上でした。
| 評価 | 該当講座 | 割合 |
|---|---|---|
| 4.5以上 | 16講座 | 94.1% |
| 4.5未満 | 1講座 | 5.9% |
| 合計 | 17講座 | 100% |
今回の範囲では、ベストセラー講座の評価はかなり高い水準に集中していました。
この結果から、講座数が多いテーマなら「評価4.5前後以上」を最初の絞り込み条件にするのは合理的です。
ただし、ここで「4.5未満=悪い講座」と判断するのは早計です。
Udemy公式では、コース評価は単純に公開以来の全評価を平均した数字ではありません。最近の評価を中心に、評価時期や受講生のコース消化率など複数の要素を考慮して計算されています。
つまり、星の数字は重要な判断材料ですが、講座品質を完全に表す絶対的な点数ではありません。
評価4.5と4.7の差より「何人が評価したか」も見る
初心者が見落としやすいのがレビュー件数です。
今回確認したベストセラー講座には、評価件数が1,000~数千件規模のものから、10万件、20万件を超えるものまでありました。
たとえば、同じ評価4.6でも、約1,500件の評価を受けた講座と10万件以上の評価を受けた講座では、数字の背景が違います。
だからといって「レビュー数が多い方が必ず優れている」という意味でもありません。長期間販売されている講座ほどレビューが蓄積しやすく、新しい講座は良質でもレビュー数が少なくなりやすいからです。
そこで、評価は次のように読むと分かりやすくなります。
- 評価が高い+レビューが多い:多くの受講生から一定の評価を得てきた有力候補
- 評価が高い+レビューが少ない:新しい講座の可能性もあるため、更新日や内容も確認
- 評価がやや低い+レビューが非常に多い:数字だけで除外せず、低評価レビューの理由を確認
Udemy公式自身も、レビューは受講を検討している人が学習目標に合う講座を判断する材料だと説明しています。
星の平均値だけを見るより、「評価+件数+実際のレビュー内容」の3点セットで見る方が情報量は増えます。
最終更新日はかなり重要|17講座中13講座が2026年更新
次に、17講座の最終更新年を調べました。
| 最終更新年 | 講座数 | 割合 |
|---|---|---|
| 2026年 | 13講座 | 76.5% |
| 2025年 | 2講座 | 11.8% |
| 2024年 | 1講座 | 5.9% |
| 2023年 | 1講座 | 5.9% |
| 合計 | 17講座 | 100% |
2026年8月の調査時点で、13講座(76.5%)が2026年中に更新されていました。
一方で、ベストセラーだからといって必ず直近に更新されているわけではなく、今回の対象には2023年や2024年が最終更新となっている講座もありました。
ここから分かるのは、「ベストセラーだから新しいはず」と思い込まず、更新日を別に確認した方がよいということです。
ただし「古い=悪い」ではない
最終更新日はテーマによって重要度が違います。
| テーマ | 更新日の重要度 | 理由 |
|---|---|---|
| 生成AI・ChatGPT | 高い | サービスや機能の変化が速い |
| AWS・クラウド資格 | 高い | 試験範囲やサービス仕様が変わる |
| Excel・ソフト操作 | 高め | バージョンや機能追加の影響を受ける |
| プログラミング | 高め | ライブラリや開発環境が変化する |
| コミュニケーション | 比較的低い | 基本原則が短期間では変わりにくい |
| マネジメント | 比較的低い | 普遍的な内容なら古さの影響が小さい |
この分類はUdemy公式の区分ではなく、当サイトが「内容が時間経過によって変化しやすいか」という観点から整理した判断基準です。
たとえば、Pythonの文法基礎と最新の生成AIサービスの操作方法では、「2年前の講座」が持つ意味は違います。
更新日の数字だけで切るのではなく、そのテーマで何が変化したのかを見ることが重要です。
講座時間は「長いほどお得」ではない
Udemyでは数時間で終わる講座もあれば、50時間、100時間を超える大型講座もあります。
実際、今回の調査過程でUdemy公式の人気コース表示を確認すると、2時間程度の講座から100時間を超える講座まで大きな差がありました。
初心者ほど「同じ価格なら動画が長い方がお得」と考えがちですが、学習では必ずしもそうとは限りません。
たとえばExcelのピボットテーブルだけを覚えたい人に、Excel全機能を網羅する数十時間の講座が必要とは限りません。
逆に「Pythonをゼロから体系的に学び、Web開発や自動化まで進みたい」という人なら、短時間の入門講座だけでは不足する可能性があります。
そこで講座時間は「長い・短い」ではなく、自分の目的に必要な範囲をカバーしているかで判断します。
| 目的 | 講座時間の考え方 |
|---|---|
| 特定機能だけ知りたい | 短時間講座も有力 |
| 初めて触る分野の全体像を知りたい | 基礎を一通り扱う講座 |
| 仕事で使えるところまで習得したい | 演習・実践を含む講座 |
| 資格試験対策 | 時間より現在の試験範囲への対応を優先 |
初心者は「初級」の表示だけで決めない
Udemyの検索では、レベルによる絞り込みもできます。
初心者なら「初級」を選ぶのは自然ですが、もう一段確認したいのが講座紹介ページの「学習内容」とカリキュラムです。
同じ「初級」でも、講座によってスタート地点は異なります。
- パソコン操作そのものから説明する
- ソフトのインストールから説明する
- 基礎用語は知っている前提で進む
- 初心者向けだが後半は実務レベルまで扱う
そのため、「初心者向け」という言葉より、最初の3~5セクションで何を扱っているかを確認した方が、自分のレベルとのズレを見つけやすくなります。
無料プレビューは数字で分からない「講師との相性」を確認できる
評価・レビュー数・更新日まで確認したら、購入前に無料プレビューも見ておきましょう。
Udemy公式では、講師が選択したレクチャーを無料でプレビューでき、講座内容や講師の授業スタイルを確認できると案内しています。
プレビューでは、次のような点を確認できます。
- 説明するスピードが自分に合うか
- 専門用語の説明が分かりやすいか
- スライドや操作画面が見やすいか
- 講師の話し方を長時間聞けそうか
- 実演中心か、スライド中心か
これらは星評価では分かりません。
評価4.8の講座でも、説明が速すぎて自分には理解しにくいことがあります。逆に、評価ではわずかに劣っていても、説明方法が自分にぴったり合う講座もあります。
初心者ほど、最後の決定を数字だけで行わず、実際の講義を数分見ることをおすすめします。
低評価レビューも2~3件は読んでおく
高評価レビューだけでなく、低い評価を付けた受講生のレビューも確認してみましょう。
見る目的は「悪い評判を探す」ことではありません。
自分にとって問題になる欠点かどうかを確認するためです。
たとえば、次のような指摘は人によって重要度が変わります。
- 初心者には説明が速い
- 前提知識が必要だった
- 演習問題が少ない
- 説明が長い
- 特定のソフト画面が古い
- 期待したテーマの解説が少ない
「説明が長い」という不満は、丁寧な説明を求める初心者にはむしろメリットかもしれません。
レビューは点数だけでなく、なぜその点数になったのかまで読むと、自分との相性を判断しやすくなります。
初心者向け|迷ったらこの順番で3講座まで絞る
ここまでを実際の講座探しに使えるように、選び方を6段階にまとめます。
1.まず学習目的を1文にする
「Pythonを学びたい」では広すぎます。
「Pythonを初めて学び、Excel作業を自動化したい」のように、何ができるようになりたいかまで決めます。
2.評価4.5前後を目安に候補を出す
講座が多数あるテーマなら、最初の候補絞りとして評価を利用します。
今回確認したベストセラー17講座でも16講座が4.5以上でした。
3.レビュー件数と内容を確認する
評価だけでなく、その数字がどれくらいの受講生の評価をもとにしているか確認します。
高評価と低評価のレビューを数件ずつ読むと、講座の特徴も見えてきます。
4.更新日を見る
特に生成AI、クラウド、資格、ソフトウェア、プログラミング系では重要です。
古い場合は、現在も内容が通用するかカリキュラムまで確認します。
5.カリキュラムを比較して3講座程度に絞る
講座時間そのものより、自分が学びたい内容が含まれているかを確認します。
6.最後は無料プレビューを見る
残った2~3講座のプレビューを見比べ、説明方法が一番理解しやすい講座を選びます。
この手順なら、「レビュー数が一番多かったから」「動画時間が一番長かったから」といった1項目だけの選び方を避けられます。
評価・レビュー・更新日をどう組み合わせる?
最後に、今回の調査をもとにした判断表です。
| 状態 | 判断 |
|---|---|
| 高評価+レビュー多数+更新も新しい | 有力候補。カリキュラムとプレビューへ |
| 高評価+レビュー少数+更新が新しい | 新しい良質講座の可能性。レビュー内容を詳しく確認 |
| 高評価+レビュー多数+更新が古い | 内容の普遍性を確認。IT系なら特に注意 |
| 評価はやや低い+レビュー多数 | 低評価の理由を確認して自分に関係するか判断 |
| 長時間+高評価 | 長さだけで決めず、必要な範囲を確認 |
| 数字は良いがプレビューが合わない | 別講座も比較する |
これはUdemy公式の合否基準ではなく、今回の調査結果とUdemy公式が提供している判断材料を組み合わせて当サイトが整理した選び方です。
まとめ|Udemy講座は「評価4.5以上」だけで選ばない
Udemyで講座を選ぶとき、評価は便利な最初のフィルターです。
実際、今回確認したベストセラー17講座では、16講座(94.1%)が評価4.5以上でした。
しかし、それだけでは講座選びは終わりません。
- 評価4.5前後を最初の候補絞りに使う
- レビュー件数とレビュー内容を確認する
- テーマによって最終更新日を重視する
- 講座時間より必要な内容が入っているかを見る
- 初心者向け表示だけでなくカリキュラムを確認する
- 最後に無料プレビューで講師との相性を見る
特に初心者の場合は、「一番人気の講座」を探すより、「自分の現在地から目的まで無理なく進める講座」を探す方が失敗を減らしやすくなります。
候補が多すぎて決められないときは、まず評価で絞り、レビュー数と更新日を確認し、最後に2~3講座のカリキュラムと無料プレビューを比較してみてください。
この記事の調査・出典について
独自調査:2026年8月25日時点でUdemy公式ページ上に「ベストセラー」と表示され、評価・評価件数・最終更新日を確認できた17講座を対象に集計しました。同一講座の重複および必要項目を確認できなかったページは除外しています。本調査はUdemy全講座の無作為抽出調査ではないため、集計結果は「今回確認したベストセラー講座の傾向」として使用しています。
評価4.5以上の割合:17講座中16講座÷17=94.1%(小数第2位を四捨五入)。
2026年更新の割合:17講座中13講座÷17=76.5%(小数第2位を四捨五入)。
- Udemy公式ヘルプ「Udemyでコースを検索する方法」:レベル、言語、機能、評価、所要時間、新しさ、字幕等の検索フィルターを確認
- Udemy公式ヘルプ「コースのプレビューを見るには」:無料プレビュー、カリキュラム、講師情報、受講生レビューの確認方法を参照
- Udemy公式「コースレビューに関するよくある質問」:評価の計算方法、最近の評価や受講状況等を考慮する仕組みを参照
- Udemy公式ヘルプ「Udemyレビューシステムのガイドライン」:レビューの役割と不正レビュー対策を参照
- Udemy公式の講座紹介ページ:独自集計の評価、評価件数、最終更新日、ベストセラー表示の確認に使用
Udemyの評価・レビュー件数・ベストセラー表示・講座内容・最終更新日は変動します。実際に購入するときは、各講座の最新の紹介ページで確認してください。

